2014年10月27日月曜日

「敵はリングの外にいた」

 フジテレビの「ザ・ノンフィクション」の10月26日放送「敵はリングの外にいた」をテレビ欄で見つけて、なんか気になると録画した。どうも観たい。夕飯の後に部屋に戻る前の息子とちょっとさわりだけ、とか思いつつ見始めたら結局最後まで一緒に見てしまった。面白かった。後で息子も「やっぱ、面白いドキュメンタリーって面白いんだね」と言っていた。
 女子プロレスに興味はないし、ファンだったこともない。だが同い年(だと今回初めて知った)の長与千種とダンプ松本の現在には興味があった。一世を風靡して、濃密な時間を生きていた人が、世間から忘れられたように生きる現在がどんなものか、気になった。社会問題を真剣に考えさせるようなタイプのドキュメンタリーの持っている重さってのあるのだろうが、そうではなく、ここにあるのは有り体に言ってやはり「人間ドラマ」なのだ。それを、恐らくは長い時間をかけて丁寧に取材して、その何気なくも貴重な瞬間の数々を映像に残してきたディレクターは、良い仕事をしたと思う。

 そういえば、昨日一日がかりで編集した、こっちは歴史の一断面について心に刻むべきドキュメンタリーである「Japanデビュー アジアの”一等国”」は、やはりそれだけの鋭さで生徒たちの心に跡を残したような気がするし、苦労した編集も、全編を観ている同僚に絶賛されて、昨日の苦労が報われた。ま、番組そのものはNHK(外部の制作会社?)の労作なんだけど。

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